「秘書検定とビジネスマナー検定試験は、何が違うの?」
「就職活動や社会人準備のために受けるなら、どちらが向いている?」
「秘書検定は意味ないという声もあるけど、実際はどうなの?」
このように迷っている方もいるのではないでしょうか。
秘書検定は秘書業務に必要な知識だけでなく、言葉遣いやマナー、接遇、感じのよい対応などを学べる検定です。
一方でビジネスマナー検定試験は、職場で必要となる基本的なビジネスマナーや社会人としての態度・技能・知識を、体系的に学ぶための試験です。
どちらが良い・悪いというものではありません。
重要なのは、「何のために受験するのか?」です。
この記事では、秘書検定の基本情報を整理したうえで、ビジネスマナー検定試験との違い、向いている人、選び方を分かりやすく解説します。
秘書検定とは?
秘書検定は、秘書業務や接遇マナーを学べる検定
秘書検定は、秘書として必要な知識や技能だけでなく、社会人として求められる言葉遣い、マナー、接遇、感じのよい対応などを学べる検定です。
名称に「秘書」とありますが、秘書職を目指す方だけでなく、事務職、受付、接客、就職活動を控えた学生にも知られている資格です。
秘書検定の級

秘書検定には、3級、2級、準1級、1級があります。
3級・2級は、基礎的な知識やマナーを確認する級です。
準1級・1級になると、より高度な対応力が求められ、面接試験も含まれます。
そのため、上位級まで目指す場合は、筆記試験だけでなく、話し方や立ち居振る舞いなども含めて準備する必要があります。
秘書検定とビジネスマナー検定試験の違い

秘書検定とビジネスマナー検定試験は、どちらもビジネスの場で必要なマナーや対応力に関係する検定です。
ただし、学ぶ内容や向いている人には違いがあります。
秘書検定は、秘書業務、接遇、印象管理、言葉遣い、立ち居振る舞いなどを重視したい方に向いています。
一方、ビジネスマナー検定試験は、秘書職に限らず、職場で必要となる基本的なビジネスマナーを広く学びたい方に向いています。
特に就職活動前の学生やインターンシップを控えた方、入社前後の新社会人などにとっては、社会人としての基本を体系的に学びやすい試験です。
秘書検定とビジネスマナー検定試験の基本情報比較
※以下の情報は、2026年6月時点の公式情報をもとにしています。受験料・試験方式・合格率などは変更される場合がありますので、最新情報は各公式サイトをご確認ください。
| 比較項目 | 秘書検定 | ビジネスマナー検定試験 |
|---|---|---|
| 主な目的 | 秘書業務、接遇、言葉遣い、感じのよい対応などを学ぶ | 社会人として必要なビジネスマナー、態度・技能・知識を体系的に学ぶ |
| 向いている人 | 秘書職、受付、事務職、接遇を重視したい人 | 就職活動前の学生、インターンシップを控えた方、入社前後の新社会人 |
| 級 | 3級、2級、準1級、1級 | 準2級、準1級が中心 |
| 個人受験 | 2級・3級はCBTでも受験可能。上位級は通常試験・面接試験の確認が必要 | IBT方式により、自宅等のパソコンで受験可能 |
| 試験方式 | 3級・2級・準1級は選択問題と記述問題。1級は記述問題。1級・準1級は面接試験あり | 準1級・準2級とも学科試験。準1級は4択と単語記述、準2級は4択 |
| 受験料 | 3級:3,800円 2級:5,200円 準1級:6,500円 1級:7,800円 | 準2級:2,500円 準1級:3,500円 |
| 学習の方向性 | 接遇、印象、言葉遣い、秘書業務寄り | 職場で必要な基本マナー、仕事への姿勢、社会人基礎寄り |
合格率の比較
合格率は、試験回や受験方式によって変動します。
ここでは、各公式情報で公表されている合格率を参考情報として紹介します。
なお、秘書検定とビジネスマナー検定試験では級の体系が異なるため、以下の合格率は級同士を単純に対応させるものではありません。
秘書検定の合格率
| 対象データ | 級 | 合格率 |
|---|---|---|
| 2025年度CBT受験者状況 | 2級 | 62.4% |
| 2025年度CBT受験者状況 | 3級 | 67.1% |
ビジネスマナー検定試験の合格率
ビジネスマナー検定試験は合格率だけを見ると、比較的取り組みやすい印象を受けるかもしれません。
ただし、合格率が高いからといって、何も勉強しなくても合格できるという意味ではありません。基本的なビジネスマナーについて、表面的な暗記ではなく「なぜその対応が適切なのか」を理解することが大切です。
詳しくは「ビジネスマナー検定の難易度・合格率は? 合格率が高くても簡単ではない理由」でも解説しています。
秘書検定が向いている人
秘書検定が向いているのは、次のような方です。
- 秘書職を目指している方
- 受付、事務、接客など、相手に与える印象を重視する仕事に就きたい方
- 言葉遣いや立ち居振る舞いを丁寧に学びたい方
- 接遇マナーを体系的に身につけたい方
- 上位級で面接試験まで含めて対応力を磨きたい方
秘書検定は、単なる知識だけでなく、相手に不快感を与えない対応や、感じのよい振る舞いを学びたい方に向いています。
秘書検定は意味ない?
「秘書検定は意味ないのでは」と感じている方がいらっしゃるかもしれませんが、秘書検定は意味のない資格ではありません。
秘書業務、接遇、言葉遣い、感じのよい対応などを学びたい方にとっては、十分に学ぶ価値のある検定です。
ただし、秘書職を目指しているわけではない方や、就職活動・インターンシップ・新社会人準備として基本的なビジネスマナーを広く学びたい方にとっては、秘書検定よりもビジネスマナー検定試験のほうが目的に合う場合があります。
大切なのは、資格の知名度だけで選ぶのではなく、自分がどのような力を身につけたいのかを基準に選ぶことです。
ビジネスマナー検定試験が向いている人
ビジネスマナー検定試験が向いているのは、次のような方です。
- 就職活動前に社会人マナーを学んでおきたい方
- インターンシップに向けて、基本的なビジネスマナーを身につけたい方
- 入社前後に、職場での基本的な対応を学びたい方
- 秘書職に限らず、幅広い職種で使えるマナーを学びたい方
- 自宅等で受験できる検定を探している方
- 受験料や学習負担も含めて、現実的に取り組みやすい検定を選びたい方
ビジネスマナー検定試験は、秘書職や接遇に特化するというより、社会人として必要な基本マナーを広く学びたい方に向いています。
秘書検定とビジネスマナー検定試験、どちらを選ぶべき?
秘書検定とビジネスマナー検定試験で迷った場合は、次のように考えると選びやすくなります。
| 目的 | 向いている資格 |
|---|---|
| 秘書職を目指したい | 秘書検定 |
| 受付・接遇・印象管理を重視したい | 秘書検定 |
| 就職活動前に社会人マナーを学びたい | ビジネスマナー検定試験 |
| インターンシップ前に基本マナーを身につけたい | ビジネスマナー検定試験 |
| 入社前後に職場での基本対応を学びたい | ビジネスマナー検定試験 |
| 自宅等で受験しやすい検定を選びたい | ビジネスマナー検定試験 |
秘書職や接遇を重視するなら、秘書検定が向いています。
一方、秘書職に限らず、社会人として必要なビジネスマナーを広く身につけたいなら、ビジネスマナー検定試験も有力な選択肢です。
ビジネスマナー検定試験なら、自宅等で受験可能

ビジネスマナー検定試験の個人受験は、IBT方式で実施されています。
IBT方式とは、インターネットを使用して、自宅等のパソコンで受験する方式です。
会場に行かずに受験できるため、学校や仕事の予定に合わせて受験しやすい点が特徴です。
ただし、受験にはカメラ・マイク付きのパソコン、安定した通信環境、受験に適した場所など、一定の条件があります。詳しくは「個人受験の流れ」ページをご確認ください。
まとめ
秘書検定とビジネスマナー検定試験は、どちらもビジネスの場で役立つマナーを学べる検定です。
ただし、学習の目的には違いがあります。
秘書検定は、秘書業務、接遇、言葉遣い、感じのよい対応、立ち居振る舞いを重視したい方に向いています。
一方、ビジネスマナー検定試験は、就職活動、インターンシップ、新社会人準備として、社会人に必要な基本的なビジネスマナーを広く学びたい方に向いています。
「どちらが有名か」「どちらが簡単そうか」だけで選ぶのではなく、自分が何を身につけたいのかを基準に選ぶことが大切です。
就職活動や社会人準備に向けて、基本的なビジネスマナーを体系的に学びたい方は、ビジネスマナー検定試験の概要も、ぜひご確認ください。





